おはようございます!あやまめです。
今日の春秋は、昨日の夜からニュース報道が増えている「ベア」の話でしたね。
【春秋要約:14/3/13】
労使の「ベア」交渉に対する過度な政治介入は経済に悪循環を及ぼす為、控えるべきだ。
(40文字/10分で作成)
【作成工程】
(1)本文中から気になるフレーズをチェックします。
ベースアップを縮めてベアとは誰が言いだしたものか、なかなか便利だから春の賃金交渉期には新聞の見出しにもよく躍った。
それが昨今は死語扱いされかねない雰囲気だったのだが、今年は違う。アベノミクスの風に乗って、自動車、電機、鉄鋼などの主要企業がきのうの集中回答日に続々とベア実施を組合側に伝えた。
基本給を底上げするベアは、企業にとって後々まで負担がかかる。それに頑張った人もそうではない人も一律アップとは悪平等だ、という声もある。
とはいえやはりベアあってこそ賃金上昇の実感は湧こう。これが消費を増やし、企業がもうかり、また来年のベアを呼ぶならば申し分ない。経済の好循環が生まれるわけだ。
もっとも、そういう流れをつくるのに政治が出しゃばりすぎるのは禁物だろう。
甘利明経済財政・再生相などずいぶんコワモテで、利益が上がっているのに非協力的な企業は「経済産業省から何らかの対応がある」と述べたそうだ。
そんなに急いてはことを仕損じる。ベアは労使で実らせるもの。アベのベア、じゃあない。
(2)使いたいフレーズを頭の中で纏めます。
・「ベア」は労使交渉で実現すべき
・政府による介入
・政治介入
・政治力行使により
(3)なんとなくラフができそうな気がしました。書いてみます。
労使交渉による「ベア」は賃金上昇の実感が湧き経済の好循環が生じるが、過度な政治介入は控えるべきだ。(49文字)
(4)文字数が多い(泣)削ります。
労使交渉による「ベア」は経済の好循環が生じるが、過度な政治介入は控えるべきだ。(39文字)
(5)まぁまぁかなぁ…。本文をもう一度読んで、因果関係に問題がないか確認します。
↓
あれ?私、最終段落の解釈を間違えているかも。
(6)最終段落の指示語と論述展開を確認します。
「そういう流れ」
とは
「ベアあってこそ賃金上昇の実感は湧こう。これが消費を増やし、企業がもうかり、また来年のベアを呼ぶならば申し分ない。経済の好循環が生まれるわけだ。」
「政治が出しゃばりすぎるのは禁物」は「そんなに急いてはことを仕損じる」から。
「仕損じる」を具体化すると…「景気への悪影響」ってところでしょうか。本文中に「経済の好循環」とあるので、これをひっくり返して使ってみます。
(7)以上を踏まえて、改めて書いてみます。
労使の「ベア」交渉に対する過度な政治介入は経済に悪循環を及ぼす為、控えるべきだ。(40文字)
うん。しっくりきました!
要約をする上で、「思い込み」や「そのまま突っ走る」のはダメですね。中小企業診断士の2次試験でも同じだと考えます。
ちなみに、100人未満の中小企業に勤務する私のところには「ベア」はやってきません…
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