去年の今日、何を勉強していたのか振り返りたいと思います。

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2013/6/26(水)の総勉強時間:1時間


どうもStudyPlus(スタプラ)に残したコメントを見ると、体調が悪かったようです。


今週末のTAC中小企業診断士1次公開模試に向けて追いこみをかけている方も多いと思いますが、体調には十分気をつけて下さいね!


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さて。

TAC中小企業診断士1次公開模試が近いからか、1次試験対策に関する記事、特に財務に関する記事のPVが多くなっています。


6/20(金)に書いた記事【診断士1次試験】H25財務・会計を使って短時間で確実に計算を解く方法を解説!に関連して、今日は「極力計算をせず短時間で確実に解く方法」について、H25の財務・会計の問題を使って解説します。

【例】H25財務・会計の第11問

(1)前提条件
このような材料加工費の問題が出てきたら、ボックス図を書くクセを付けましょう。みなさんはボックス図を書くクセ、ついていますか?

ちなみにボックス図の構成要素は
・左上:期初(月初)仕掛品
・左下:当期(当月)投入
・右上:当期(当月)完成品
・右下:期末(月末)仕掛品
です。

そして、
・直接材料費
・加工費(加工進捗度が必要)
の2つに分けて考えるように

ボックス図は2つ作ります。

(2)数値をボックス図に書きこむ

実際に書きこんだ数値は、図の黒字部分です。

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(3)問題から分かる数値を図に加筆

実際に書きこんだ数値は、図の赤字部分です。

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問題では月初仕掛数が明確ではありませんが、図にすると明らかに「ゼロ」だということが分かります。


また、ボックス図を2個書く事で、加工費を考える時には月末仕掛品の数に加工進捗度を掛けた「100」が正しい数値で、結果的に当月投入数も「800→700」に変更になっていることが分かります。



(4)問われている原価が全体のうちどのくらいの割合になるのか計算

実際にっ買いこんだ数値は、図の青字部分です。

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材料費と加工費のボックスを分けて書く事で、この割合を出す計算でミスが出る確率を低くすることが出来ます。


また、割り算(分子分母を縦関係で表記)することで、瞬間で約分することもできます。


(5)問われている「期末仕掛品原価」を計算

・直接材料費=1440×1/4=360
・加工費=1400×1/7=200
→合計560で「ア」が正解です。



いかがでしょうか。
計算らしい計算は(5)くらいです。


図を使って、極力計算をラクにできる問題は「○○差異」を求める問題など、多くあります。


計算の手順が増える分、計算ミスをするリスクが増えると考えて問題の解き方を工夫する事で、財務会計で確実に60点を超える確率も上がりそうです。

参考のひとつになれば嬉しいです!