去年の今日は、H25年度の2次試験が行われた日です。
今日から4日間は、今でもしっかり覚えている、H25年度2次試験の本番でどのような対応をしたのか、書いていきたいと思います。

どんな評価だったのかはサッパリわかりませんが、合格していた人の対処法として、参考のひとつになれば嬉しいです。


【中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I】

<良かった事>
模試を受ける気持ちになれた
開始後すぐに高難度を想定できた
開始後10分で解答作成戦略を変更できた
1次知識から解答想定ができた
A社の状況を想像できた
滅私できた


<実録>
模試を受ける気持ちになれた
周辺には同じ教室で勉強した人が多くいました。

なんだか4回目のMMC模試を受けている様な気分になったことを今でも覚えています(MMC模試の時にも周りが知り合いだらけだったのです)。


開始後すぐに高難度を想定できた
受験番号を書いてから、問題用紙が1枚ペラになるように解体し始めた時に、問題本文(与件)の文章量が例年よりも少ない事に気付きました。

問題本文(与件)の文章量を見て、
「これは…事例Ⅰは荒れる…」
「設問の抽象度が上がってるかも…」

と頭の中で自分につぶやき、大きく深呼吸をして、一旦冷静になれたのがよかったのかもしれません。



開始後10分で解答作成戦略を変更できた
問題要求解釈(設問分析)に入った時に、問題要求(設問)の時制が過去→未来の順じゃない事に気付きました。

過去問の傾向からは外れていましたが、通っていた学校の演習ではよくあるパターンだったので、「演習かよ(笑)」と思えました。

ただ、傾向から外れた問題が出た事で、
「この事例Ⅰは荒れる」
「点差はきっとつかない」
「確実に取れる部分を確実に取ろう!」
と思えたのは、良かったのかもしれません。



1次知識から解答想定ができた
いつもなら問題要求解釈(設問分析)に試験開始から10分を当てますが、1次知識を総動員し、かなり密度濃く解釈(分析)し、1回目に問題本文(与件)を読む時に確認したいポイントを頭の中で整理し、問題本文(与件)の読みに入りました。

かなり慎重な対応ですが、作業時間は想定通りでしたし、妙にホッとしたことを覚えています。


A社の状況を想像できた
開始から11分以降、私は10分ほどの間で問題本文(与件)を2度読みます。

問題本文(与件)を読む中で、数多くの類似企業を具体的に想定する事ができ、1次知識と素直にマッチングすることができたのは大きかったと感じます。

そして、実際にA社はどんな事に困っていて、どうなったらいい会社になるのだろうと、実際に話を聞いているかのように問題本文(与件)と対話できたことは良かったと感じます。

滅私できた
開始から10分間で作戦的な事は考えましたが、残りの70分はA社のことを考えるだけで精一杯でした。

自分が試験に受かるだろうか…といった個人的な意識は完全に吹っ飛んでいました。

A社のことに集中して、A社の事を考えた解答を作る事ができたのが良かったのでは…と今でも感じます。




事例Ⅰについては以上です。
明日以降、Ⅱ・Ⅲ・Ⅳと続きます。
141020-2