中小企業診断士合格後である去年の今日、何を勉強していたのか見ていきます。

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2014年8月12日(火)の勉強時間:6時間35分

去年の今日は、中小企業診断士が集まる研究会で勉強をしていた日だったようです。

診断士に合格してから分かったことは、『診断士たちの中で自分の強みはコレ!と主張できるのは、自分が今まで築いた人脈や仕事内容』だということです。

転職しようか散々なやんだ仕事内容も、診断士になると自分の強みになるのだと分かったときには、「どんな経験も無駄にならないなぁ」と思ったものです。


さて。
2次筆記試験の合否を決めるのは、「はじめ!」と言われてから最初の10分で行う要求解釈(設問分析)だと、あやまめは考えます。

【要求解釈(設問分析)とは】
・1次試験の知識を使い
・設問だけを見て
・問題本文(与件)の内容を推測し
・解答の方向性を検討すること

です。

この精度が高ければ高いほど、作問者が書いて欲しい解答内容に、精度高く寄せられます。

ただ、この精度はすぐには上がりません。

10分でやるべき内容なので、あやまめは移動時間を使って、ラケットの素振りをするかのように、何回も要求解釈(設問分析)の訓練をしました。

例として、あやまめが試験本番で解いたH25年度の事例Ⅰの第1問設問1について、頭の中で行った設問分析を書いておきますね。

【第1問】配点35 点
A 社は、ここ数年で急速に事業を拡大させている。以下の設問に答えよ。

・急速に:どのくらいケタ違い?与件に書いてあるかチェック
・事業:A社ってDHC的なことをしているのね

<設問1>
A社のこれまでの成長を支えた、健康食品の通信販売事業を長期的に継続させていくために必要な施策として、新商品の企画や新規顧客を開拓していくこと以外に、どのような点に留意して事業を組み立てていくことが必要であるか。80 字以内で答えよ。

・これまでの成長:絶対与件に書いてあるのでチェック。強みの内容
・健康食品:嗜好品。毎日摂る人もいるけど、そうじゃない人もいる。囲い込み…
・通販事業:価格で勝負してないだろうな、きっと。
・長期的継続の為の施策:強みの強化と弱みの補完
・新商品企画や新規顧客開拓は解答から除外
・留意点:因果列挙で解答を書こう
・80文字:外部環境込みで3論点くらい

DHC的なところの『強みの強化と弱みの補完』ってなんだろう…
・迅速対応
・付加価値…送料無料、顧客関係性強化(事例Ⅱっぽい)、店舗で手に入らない、高い効能
・低コストじゃないとダメよね
・事例Ⅰ・人事組織的には優秀な人材の確保か。採用・配置・能力評価・報酬・働きやすさ→定着率向上
・怪しい会社だと思われない様な広告も必要よね。通販ってネットかな?テレビも?紙は?
まぁ、こんなカンジか。きっと強み・あるべき姿は書いてある。
現象として表れている問題点が書いてあれば弱みの補完論点でも解答が書けそう。



こんなカンジです。
参考のひとつになれば嬉しいです!