勉強2年目だった3年前の今日、何を勉強していたのかというと…
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2013年9月16日(月)の勉強時間:1時間30分

MMC模試の翌日だったということもあり、体を休めることに集中した日だったようです。

1次試験を全速力で駆け抜けて体力が残っていない中、さらに自分に鞭を打って勉強をしている人、多いのではないでしょうか。

たまには体を休めることも大切です。

勉強時間がゼロになると事例に向かう感覚が崩れますが、少しでも勉強していれば大丈夫です。

特に疲れている時に事例Ⅳの問題を解くと、時間の無駄どころではなく、立派な事例Ⅳ対策になります。


■試験本番の事例Ⅳって本当に何もできない

私が抱いた印象です。

「合格したい」という強い思いを持ちながら、朝から80分3事例を終えたあとにやってくる事例Ⅳ。

もう、疲れ過ぎていて、正しく思考できません。

普段ならしない計算ミスも笑っちゃうほどします。


■事例Ⅳの判定を分けるものは?

  • 超簡単な計算
  • 論述問題
で、確実に点数を取ることです。

  • 取替投資
  • CF計算書
なんて、どこかで絶対間違えます。

そう。

ここでは差が付かないのです。

普通の精神状態だったらミスなく解ける問題を、試験本番にミスなく解けるか。

得点調整に使われる(と言われている)論述問題で答えになりそうなキーワードを盛り込みながら解答が書けるか

この2点が事例Ⅳ最大の攻略法ではないかなぁと、私は思います。


■H25年試験の事例Ⅳは…

  • 第1問:計算は半分当たってた
  • 第2問:設問1は正解。設問2は謎。設問3は半分当たってるかな…
  • 第3問:1次知識をフル活用して90文字書き切る
という、結果でした。

でも、受かっています。

勝敗を分けたのは、多分3か所。

  • 第1問で皆が取れそうな問題を取った
  • 第2問で定額法・定率法の数値を両方当てられた
  • 第3問で必死に食らいついて点数になりそうなキーワードを入れ込んだ
もう、これだけです。

最近は計算過程を書かせる問題も出題されていますが、H25年は答え1発書きばかり。

答えを間違えたらどうにもならない問題でした。

それでも私は今、中小企業診断士になることができています。


■計算ミス撲滅策の立案・トレーニング

異常な精神状態になっても、脳が動かなくなっても計算ミスしないためには、どのような策を講じればよいでしょうか?

自分の計算ミスパターンを知り、策を講じ、トレーニングしてみて下さい。

その策が無意識の状態でも発揮できるようになれば、大丈夫。

どんな状態でも計算ミスを防ぐことができるはずです。

難しい問題を何問解いても、計算ミスを撲滅できなければ、試験当日、危険です。


■事例Ⅳは記述対策こそやるべき

私は試験1か月前からは、計算問題を解くよりも記述対策を重点的にやりました

経営分析に関する論述はどのような要素が入っていれば点が入るのか。

頻出論点で良く出てくる記述のパターンと要素に共通点はないか?

そんなことばかりを過去問とにらめっこし、書けるようになるために繰り返し写経しました。

そこで役に立ったものがTACの過去問題集です。

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TAC中小企業診断士講座
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2016-01-26



事例Ⅰ~Ⅲの模範解答は参考レベルと割り切っても使えませんが(TACゴメン)、事例Ⅳの論述だけは受験生にも真似ができる様なレベルでロジカルに書かれているので、使えます。

「TACの過去問集は使えない」と捨てる前に事例Ⅳの論述対策に使ってみては、いかがでしょうか?